◆人 口 | 208,037人 |
◆面 積 | 164㎢ |
◆市長名 | ナドサディン セルゲイ アレクサンドロヴィチ |
◆市役所の所在地 | 693000 ユジノ・サハリンスク市レーニン通173 |
◆担当部署名 | 国際・地域間交流課
TEL +7(4242)-30-08-12 FAX +7(4242)-30-08-95 |
◆ホームページ | http://yuzhno-sakh.ru |
◆観光情報 | http://tourism.yuzhno-sakh.ru |
◆市のPR |
ユジノ・サハリンスクは、現在、極東でダイナミックに発展している都市のひとつであり、サハリンとクリルの生産業及び知的活動の中心地である。ここには、先駆的な教育機関や科学的機関、大手民間企業、またサハリンにおいて世界的に意義ある投資案件を実現している先駆的な外国企業のオフィスが集中している。
州都には一度に2600名の宿泊が可能な快適なホテルが40以上ある。空港からいずれのホテルにも15分以内でアクセスできる。また、安価な滞在先として8つのホステルが営業している。
ユジノ・サハリンスクには350以上のカフェ、レストラン、バーが点在している。世界各国(ロシア、中華、韓国、日本、ウズベキスタン、ジョージア、イタリア)の伝統料理を提供するレストランは異国情緒にあふれている。一方で、観光客を魅了しているのは、サハリンの地に豊富に与えられた新鮮な海産物や魚の珍味、山野草である。40以上の商業施設が営業しており、その中にはロシア極東で最大規模の施設の一つである商業レジャー施設「シティモール」も含まれている。
州都であるユジノ・サハリンスクは極東連邦管区の中で最も観光客が訪れる都市のひとつである。2019年は国際オリンピック委員会の後援で国際冬季競技大会「アジアの子どもたち」が開催される年となり、旅行者数の増加につながった。去年一年間だけで5万人を超える旅行者が観光目的でユジノ・サハリンスクを訪れた。夏の季節には、外国のクルーズ船の乗客(主に日本人)はサハリンの港コルサコフに到着し、ユジノ・サハリンスクも訪問している。
ユジノ・サハリンスクは気候条件的な観点から他に類を見ない都市となっており、寒い北方の特徴と、暖かい南方の特徴を合わせ持っている(北部のタイガと亜熱帯)。市内には地域天然保護区域であるノヴォアレクサンドロフスキー原始林や地質学的な地域天然保護区域である泥火山、治療用の水がわき出るシネゴルスク原泉などがある。独特な地理的位置のおかげで、魚釣りや猟、エコツーリズムが一年中行える。現在、市ではトレッキングコースの整備を行っている。
樺太庁時代の建築物を残すユジノ・サハリンスクは独特な時代色を帯びている。現在、約40か所の当時の文化遺産が市内に点在。この町の顔ともいうべきサハリン州立ユジノ・サハリンスク郷土史博物館は、樺太庁博物館として1937年に帝冠様式で建てられた建築物である。館内には、20万個以上の歴史的文化資料が保存されている。
サハリンの歴史は作家A. P. チェーホフの流刑地訪問と非常に深い関係を持っている。彼の作品の一つに「サハリン島」という作品があり、ユジノ・サハリンスクには彼の滞在に焦点を当てた博物館や、彼の名前が付けられた文化施設も多い。
ユジノ・サハリンスクは言うまでもなくこの地域の文化的生活の中心地である。A. P. チェーホフ記念サハリン国際劇場センター内ではドラマ劇場、青少年劇場、2つの音楽グループ(室内アンサンブル)が活動しています。現在、このセンターは唯一の劇場であり、島内のメインステージとなっている。劇場のレパートリーには古典作品だけでなく現代戯曲、そして若い層向けの作品も含まれている。
サハリン人形劇場は、30年以上の歴史を経て島における文化的生活の一部となった。サハリン州立美術館は旧北海道拓殖銀行の建物内にあり、ロシア国内で最も若い美術館のうちの一つである。この建物は、ユジノ・サハリンスクの中心地に位置しており、歴史的建造物であるだけでなく、町の顔ともなっている。
市内には美しい公演や並木道が多くあり、特に目を引くのは、ガガーリン記念文化公園である。この公園はある意味で「森の公園」であり、ロシアのトップ10に入る公園の一つといえる。
大型イベントが活発に行われている。国際映画際「世界の果て」は6年間で市民や島の訪問者が待ちわびるイベントになっただけでなく、ロシア国内においても重要なイベントとなり、また世界から注目されるものとなった。
「島と魚」フェスティバルは、一年でもっとも食欲をそそるイベントである。観客の面前で、有名な料理人たちが地場産の食材を使って、舌の肥えたグルメの嗜好にあった料理を作る。料理は試食が可能で、購入もできる。
最も大規模で重要なイベントは、市の開基記念日です。来年は135周年の記念事業を予定しており、有名な俳優による公演も行われる
ユジノ・サハリンスクは近代的なスキーリゾート地「山の空気」が立地している。サハリン州都の中心地にあるため、観光客は文字通り数分で冬のスポーツの世界に飛び込むことが出来る。
サハリン州は大きな変革の時期にある。ユジノ・サハリンスク市行政府は観光の発展に注目している。観光は、様々な分野のビジネスの営利的関心と国家政策が優先するもの、そして社会の文化的要求をつなぐ、市の発展の原動力といえる。観光客の滞在が快適なものとなるような環境を創造することが最も肝要である。
サハリン州政府により、市内では、スポーツ観光施設「山の空気」のインフラ整備が始まり、そこに経済特区が設置されている。2020年までに総延長60キロのスキーコースや9つの新しいロープウェーを整備し、600室のホテルやコテージ、220席のレストラン、カフェの建設が予定されている。本市はその表情を変え、成長し、そして変化している。